【LESSON~かわいいコにはサーフィンをさせよう~】第2回 JPSA第3戦 高橋みなと選手のフロントサイドのリエントリー

待ってました、オソレオオクモ御願いしています、JPSA、WSL JAPANなどのプロコンテストにおいて長年ジャッジを務める、シェイパーの“おがまさん”こと小川昌男氏によるレディースコンペティションサーフィン解説!!第2回!!
コンテストで勝ちたい女子サーファー、上手くなりたい女子サーファー必見コーナー!!
さーいってみよー!!

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今回は高橋みなと選手のフロントサイドのリエントリー 。
7月の下旬に行われたJPSA田原オープンのセミファイナルの第2ヒート、スコアーは5.5ポイントのライディングだ。

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このライディングのどこが凄いかというと、このスコアーをたった一つのマニューバーでたたき出しているということだ。
当日の波は迷走した台風が東から西へと向かう通常とは反対の進路を取っていたため、ウネリの向きが逆となるロコポイントでは波のフェイスの変化が複雑で難しく非常に乗りにくい状況であった。
そんな中でジャッジは非常に高い評価をこの1つのマニューバーに与えている。

ライディングの前半は彼女の持ち味のダイナミックで美しく、とてもパワフルなサーフィンだ。
テイクオフの時点ではトロめだった波を短時間でうまく加速しボトムターンからトップターンへ入る切り返しの部分も含めとてもスムーズなサーフィンを見せている。
ボトムターンのタイミング、パワー、トラックの深さ、トップターンへのアプローチ、レールの切り返しのポジションと速さ、セクションのきびしさ、すべてジャッジ基準を十分に満たすものだ。

そして波が急激に変化するマニューバーの後半では、彼女の高い運動能力を見せつける圧巻のサーフィンとなっている。
ふつうの選手ならパーリングするところ、写真だととても良くわかるが、ボトムに下りるタイミングで波の変化を察知しすべての体重を右足(後足)1本で支えている。

 

このときサーフボードはバックフィンの部分しか水についていない。この動作を瞬時に行うためにはそうとうの脚力が必要になるはずだ。
このマニューバー1つの中に彼女の持つ素晴らしい能力がとても良く表れている。

【オガマさんより一言】

高橋選手はたった一つのマニューバーで5.5ポイントを出して逆転しました。短いライディングでもジャッジ基準を意識したサーフィンをすることで高得点が可能です。試合は最後まで諦めないことですね!!

 

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小川昌男 (Masao Ogawa)

1982年立教大学理学部卒業後、OGM社を設立、シェイプを本格的にスタート。
マウイ、鎌倉、鴨川の3箇所にシェイプ拠点を持ち、ショートからロングまであらゆるタイプの板を独自のセンスで削る感性と、海外・国内での豊富な経験を元にした確かな技術を持つ。1984年セイルボードマウイ、1986年ディック・ブルーワサーフボードとシェイパー契約。JPSAのヘッドジャッジを10年、ASP Japanのヘッドジャッジを6年、また5年間にわたってASP海外ツアーをインターナショナルジャッジとして転戦した経歴をもつ。現在でも年間90日以上プロコンテストでのジャッジを行う。

【ホームページ】

http://ogmsurf.com/

 

 

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